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寺田池改修工事までの取り組み
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寺田池 ため池改修事業について(web編集版)
  1. ため池改修工事計画
  2. 利活用整備工事計画
  3. 工事の工程計画
  4. 自然観察会(H17.8.21)で学んだこと
  5. 第1回寺田池セミナー(H17.9.23)で学んだこと
堤体1

兵庫県三木土地改良事務所 作成

1.寺田池の改修工事計画

地図1 堤体2
堤体工L=5 10m 右岸より堤体を望む
図面1 排水溝1
2号洪水吐

2.寺田池の利活用整備計画

地図2

3.工事の工程計画

表
地図3 地図3

4.①寺田池自然観察会で学んだこと・水質(H17.8.21)

表
表 表

4.②寺田池自然観察会で学んだこと・生物(H17.8.21)

表 表
表 表

寺田池の植物 ①(貴重種・要注意種)

以下 横にスクロールで、すべて見れます

土手植物 水生植物 抽水植物茎や葉が水面上に出ている水草
ニオイタデ(貴重種) フトイ(貴重種)
寺田池のフトイ L=1.6m
浮葉植物
水面に葉を浮かべている水草
浮遊植物
水の底に根をはらずに水中や水面をただよっている水草
ガガブタ(貴重種) ガガブタ(新芽) イヌタヌキモ
ガガブタ(殖芽)

寺田池の水生植物 ②(貴重種・要注意種)

沈水植物
水の中に沈んだままでくらしている水草
セキショウモ(要注種) オオトリゲモ(貴重種)
センニンモ(要注種) ミズオオバコ(要注種)

寺田池の生き物③

トンボたち
①クロイトトンボ ②アオモンイトトンボ
③タイワンウチワヤンマ ④オオヤマトンボ ⑤コフキトンボ
⑥コシアキトンボ ⑦ナツアカネ ⑧チョウトンボ

外来種たち
ミシシッピアカミミガメ ブラックバス ブルーギル

5.第1回寺田池セミナーで学んだこと(H17.9.23)

寺田池の植物について 講師:松本修二氏

  • いろいろな生き物がすめる環境がよい環境
    • 絶滅危惧種がみられるところは環境が豊か。
      その多様性を保全。
  • 寺田池は中栄養の水質の池で、水草が生えやすい池
    • 栄養分の多すぎる池は水草が生えにくい。
      寺田池は中栄養で水草が生えやすい。
  • 寺田池は多様性の高い池
    • 7種類の貴重種が生育している。
      沈水植物が多い(6種)ことが特徴でこれだけの種類がみられることは、珍しい。
      緩傾斜部でガガブタの種子発芽による繁殖がみられたことは、画期的。
  • ため池の自然環境には、緩傾斜の部分が大事

寺田池のトンボ・魚類等について 講師:大嶋範行氏

  • トンボ・魚類等では貴重種はみられないが、いろいろな生き物がいることが大切
    • 各種のトンボを確認した
  • 寺田池は帰化種の生き物が多いことが、動物相が貧しい原因
    • ブラックバス、ブルーギル、ミシシッピアカミミガメなどの帰化種:和物を補食
      ヌートリアがいる:貴重種の水草を食べてしまう。
  • 緩傾斜の水辺は、動物相を豊かにするから大切
    • 緩傾斜の水辺で水草が生えている所は、水生小動物の隠れ場所、繁殖場所。
  • 工事でため池の水を抜くことで、ブラックバスを駆除できる。
    • 工事後、再び外来種が放流されないルールづくりが必要

寺田池の工事における配慮について

  • 水辺に緩やかな斜面をつくり、池の土を戻す
    • 池の土の中には種子がたくさん含まれている。
  • 工事中、池の一部にじゅくじゅくした場所をつくり、貴重種を移す
    • 10月に水を落とした時に、貴重種と土を湿地に移動する。
  • 寺田池を里親に出す
    • 池の土には何年にも渡って蓄積された無数の種子が含まれている。
    • 池の土をバケツで持って帰って、水をはっておくと、いろいろな水生生物がでてくる。
       工事終了後、バケツの土を寺田池にかえす。
       バケツは「ミニ寺田池!」
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