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2012/08/26 『在来種を守り育てるイベントと寺田池水質向上実験の経過発表会』の報告。

~在来種を守り育てるイベントと寺田池水質向上実験の経過発表会~

イベント(プログラム)の実施日

 プレイベント:
  ミシシッピアカミミガメ生態調査(グループによる参加競技)
  2012年8月19日(日)9:00~11:00  (調査期間:8月19日~8月26日)

 本イベント:
  在来種を守り育てるイベントと寺田池水質向上実験の経過発表会
  2012年8月26日(日)9:00~14:00

イベント(プログラム)の概要

 損保ジャパンのSAVEJAPANプロジェクトの一環として、昨年に続いての開催となった。
 隣接する兵庫大学において、寺田池に生息する在来種・外来種のカメの生態や水草ガガブタの魅力を専門家から、そして、ヌバタマ貝による水質向上実験の成果を県立農業高等学校の皆さんから説明していただいた後、池周辺での自然観察会、ミシシッピアカミミガメの捕獲生態調査、寺田池にまつわるウルトラクイズ大会を通じ「寺田池の環境」について学びました。
 また、新在家や農辻町内会、平岡北小学校PTAによる模擬店や県立農業高校の野菜即売会、かこがわ冒険団の寺田池プレーパークもイベントを盛り上げてくれました。
 暑い一日となりましたが、事故なく無事イベントを終えることができました。

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イベントの参加者数とアンケートによる満足度

 参加人数:約150名
 アンケート回答数:34名
 平均満足度:82%

参加者の感想

・ボート、カメがさわれたことがよかった。(男子小学生)
・捕獲した外来種(ミシシッピアカミミガメ)の唐揚げがおいしかった。(男子高校生)
・寺田池の水質保全活動、頑張ってください。(20代男性)
・カメの生態の話が印象に残っています。子どもたちは楽しんでいました。(50代女性)

イベント(プログラム)を実施して苦労した点

・昨年の反省から、出来るだけ早い時期に開催日を決定し、広報や各町内会を通じてイベントのPRを行った。
しかし、この時期は町内会行事も多く、夏祭りや地元主催のイベントとの日程調整に苦労した。結果的に、昨年より1ヶ月遅い日にち設定となり、夏休みの自由研究の題材としては少し遅すぎた感がある。
・環境保護のイベントでありながら、アカミミガメ(外来種)の捕獲数や個体の大きさを競わせる競技や、外来種が試食できるコーナーを設けることについて、地域住民から(環境保護のイベントとして)誤解を招かないよう寺田池新聞等にも(開催趣旨の)説明文を加えるなど配慮した。
・今年は池の水位が高くガガブタの生育が進んでおらず、群生はほとんど見られなかった。新在家の水利の協力を得て20日程前から池の水を落としたが、その後も生育の兆しはないまま本番を迎えた。
ガガブタの可憐な花が観察できず残念。
・当日は非常に暑く、陰を確保するためにテントを増やしたり、給水などの熱中症対策に苦労した。

イベント(プログラム)を実施してよかった点

・昨年に続き、地元町内会、兵庫大学、県立農業高等学校及び平岡北小学校PTAの協力が得られ、スムーズに準備、運営ができた。事前のPRや協力団体からの口コミが大きかった。
・ゴムボートの乗船は人気があった。また、かこがわ冒険団による寺田池プレイパーク(遊び場)の提供により、ファミリーでの参加が多かった。
・今年は和亀保護の会の計らいにより、別の池で捕獲されたカミツキガメ(外来種)の試食(唐揚げと甘辛煮)が可能となり、好評であった。
・参加者に対して「外来種といえども命がある」「生態系を崩したのは人間のせいである」「人間が外来種を増やす手助けをしている」「私たち人間(地域住民)は何をすべきか」など、昨年度より一歩突っ込んだメッセージが伝えられて良かった。

SAVEJAPANプロジェクトとして取り組んで良かった点

・スタッフ同士の連帯感、連合町内会、兵庫大学をはじめとする関係団体のバックアップにより、行事への参加意欲も強く感じられるようになった。
・損保ジャパンからの寄付により2年連続で規模の大きいイベントを開催することができ、池やガガブタの認知度もアップしていることが実感できるようになった。
・事前に寺田池新聞を発行、関係町内会約6,000世帯全戸に配布することにより、イベントに参加できない住民に対しても情報発信ができた。

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